「いつか常夏のバリ島に贅沢なプライベートヴィラを持ちたい!」
「でも、いくらぐらいから買えるの?」
現実的にいくらぐらいあればバリで一戸建て別荘を所有できるのか、
先に結論からお答えしますと、、、
最低でも1,000~1,500万円ぐらいの資金は必要です。
また「ローンを組んで買えますか?」という質問も良く聞きますが、、
基本的にローンは組めないので現金一括購入となります。
、、、というのが回答となります。
物価が安いアジアのリゾート地だから、きっと家も安いはずと思ってたら、日本の地方や田舎の土地の方が実は安いというのが現在のバリ島の状況です。
しかも外国人は期限付きの権利でしか持てないとなると、果たしてインドネシアで別荘を持つメリットはあるんだろうかと思ってしまいますよね。
この記事では、「バリ島での別荘の所有価値」について考察してみました。
別荘の値段をハワイとバリで比較
日本人にとってハワイは海外旅行地として昔からなじみがあり、コンドミニアムや別荘について日本語の情報も多く、日系の不動産会社が現地にあるため、海外不動産をハワイで所有する日本人の方も多いと思います。
ハワイでは高級物件の取り扱いが多く、主に中古物件の売買が盛んです。
所有権で物件を購入できますが、50~150㎡ぐらいの広さの区分所有のコンドミニアムで4,000~6,000万円、一戸建ての別荘の場合、カハラなど別荘が多いエリアでは1億円以上の高級邸宅が多い印象です。
一方バリ島は、日本人にとっても人気の旅行先ではありますが、不動産に関してはハワイほど注目されて来ませんでした。
その理由として、外国人は完全所有権で土地を購入できないこと、少し複雑な所有形態のルール、先進国ではないアジアの国の不動産を購入することに対してリスクやハードルがあると思う人が多いからだと思います。
バリ島では高層の建物が建てられないという土地ルールがあるため、コンドミニアムのような区分所有タイプの物件は少なく、一戸建ての別荘(プライベートヴィラ)がメインで販売されています。
外国人の場合は、Leasehold(借地権)やHak Pakai(使用権)を利用して、個人でもヴィラを建てたり、自分で住んだり、人に貸したりすることが可能です。
300~500㎡(90~150坪)の一戸建てのプール付き別荘でリース20~30年ぐらいであれば、ハワイのコンドミニアムのワンルームぐらいの予算があれば購入することができます。
自由なデザインの建物が多い
バリの別荘の特徴は、個性豊かなデザインの建物が多いことです。
様々な国からやって来た外国人が建てたユニークな別荘が沢山あります。地上の楽園を求めてやって来た欧米人が暮らし、多種多様な文化が混じり合い独自の南国風情を形成しています。
バリ島が世界に注目されるようになったのは、実は100年ぐらい前からです。
米国人ジャーナリストが書いた「The Last Paradise」という本で紹介され、その後も「最後の楽園」というキャッチフレーズと共にブームとなり、世界中の旅行者の憧れの地となりました。
インドネシアはオランダに統治されていた時代もあり、伝統的な建物の中にはコロニアル調なデザインを見ることができます。
バリ島には「ヤシの木以上の高さの建物を建ててはいけない」というユニークな建築ルールがあります。そのため高層の建物は殆ど無く、大きなリゾートホテルは宮殿のように広く敷地の土地を占有しています。
個性豊かな別荘の写真
「百聞は一見に如かず」ということで、バリ島にあるユニークな別荘の写真をご覧ください♪
売り出し中の物件を色々見てきた中で、特に印象的だったものをご紹介します。
※写真が多いため表示に時間がかかるかも知れません、じっくりと見て頂けましたら幸いです。
写真をタップ(クリック)すると拡大して見れます。
ビーチフロントのアンティークハウス&雲の別荘
バリ島西部タバナン県にある別荘を見に行った時に撮った写真です。
ロシア人のオーナーさんが所有する、ビーチフロントにある2つの別荘を見せて貰いました。
インドネシアの島々で集めたアンティークアイテムが飾られたジョグロハウス風の建物と、雲の形をした世界にひとつしかないユニークなスタイルの建物、どちらもとてもインパクトがあって感動しました。
ビーチフロントアンティークハウス
ロケーション:タバナン県クランビタン地区 敷地面積:602㎡(182坪) 建物面積:120㎡(36.3坪) 間取り:寝室2部屋、リビング、キッチン、ダイニングスペース、スイミングプール、庭、駐車場 築年:2015年 平屋建て リースホールド物件:リース期間30年 値段:Rp.4,458,750,000(日本円で3,425万円)
雲の別荘
ロケーション:タバナン県クランビタン地区 敷地面積:1,600㎡(484坪) 建物面積:350㎡(106坪) 間取り:寝室3部屋、リビング、キッチン、ダイニングスペース、スイミングプール、庭、駐車場 築年:2019年 リースホールド物件:リース期間30年 値段:Rp.19,981,000,000(日本円で1億5千350万円)
絶景クリフトップのプライベートヴィラ
バリ島南部のウルワツにある断崖の絶景ロケーションに建てられたリゾートヴィラです。
まるで天国のように美しいインド洋の景色は圧巻でした。
高級リゾートの敷地の中にあり、贅沢な広さと重厚感あるハイエンドなデザインが印象的です。
絶景クリフトップヴィラ
ロケーション:バリ島ウルワツ 敷地面積:1,000㎡(302.5坪) 建物面積:800㎡(242坪) 間取り:寝室3部屋、リビング、キッチン、ダイニングスペース、スイミングプール、リゾート内はレストラン、バー、スパ、ブティック等 築年:2014年 フリーホールド物件 値段:Rp.25,000,000,000(日本円で約2億円)
川遊びができる田舎の田んぼリゾート
広大なタバナン県は、世界遺産に登録されているジャティルイ地方のライステラスがあることで有名です。古くから栄えた町としてバリ島の歴史の名残りがあちこちにあり、寺院や家々の様相からも感じ取ることができます。
自然と調和する伝統的なバリの風情を感じられる素晴らしい建物の景観美を楽しむことができます。
このホテルのオーナーさんはバリ人とオランダ人の方、今は少なくなりつつある伝統的なデザイン、古き良きバリの趣を伝える貴重な建物を見せて頂きました。
バリの田舎リゾート
ロケーション:バリ島タバナン県北部、空港から車で1時間半 タイプ:寝室全12部屋のリゾート型ホテル 敷地面積:5,800㎡(1,754.5坪) デラックスルーム:60㎡×6部屋 スーペリアルーム:40㎡×2部屋 スタンダードルーム:30㎡×4部屋 お部屋の設備:全室エアコン、バスタブ付き浴室あり 共用設備:スイミングプール、レストラン、スパ、受付、駐車場 周辺環境:トレッキングやサイクリングできる棚田とジャングル 築年:2004年 所有権:フリーホールド 値段:Rp.25,000,000,000(日本円で約1億9,180万円)
サーファー女子が憧れる別荘
チャングーのメインスポットとして欧米人の若者たちにとても人気が高いバトゥボロン。有名なサーフィンポイントがいくつかあり、サーファーにとってパラダイスのような場所です。
ビーチ周辺には洗練されたバーやクラブ、飲食店が非常に多く、移住している外国人による独自の多国籍なカルチャー感が出来上がっています。
メインビーチまで徒歩10分で行けてしまう場所にある、ユニークでお洒落なプライベートヴィラは、サーファー女子の心に響きそうな、ピンクとゴールドの色調がとても美しいデザインです。
オーナーはスペイン人の女性インテリアデザイナーと聞きました。女性らしいとても可愛い内装です。
サーファー女子が憧れる別荘
ロケーション:バリ島チャングー・バトゥボロン地区 タイプ:プライベートヴィラ 敷地面積:650㎡(約197坪) 建物面積:300㎡(約91坪) 築2016年の平屋建て、家具つき 間取り: ・ヴィラタイプ:寝室&浴室4部屋、リビング、ダイニング、キッチン、バーカウンター、スイミングプール3.5×10m ・スタジオタイプ:寝室&浴室1部屋、アウトドアキッチン、プライベートプール2.4×2.5m ・バンガロータイプ:寝室&浴室1部屋、インドアキッチン、プライベートプール2.3×1.75m リースホールド:2061年4月まで 値段:IDR11,500,000,000(※日本円で約8千813万円)
海沿いのゴルフコースの中にある別荘
バリ島南部のプチャトゥ地区にある有名なゴルフリゾートの敷地の中にあるプライベートヴィラです。
世界屈指のゴルフコースが存在するバリ島は、エグゼクティブな人々にとっても人気の高い旅行先です。
開放感あるリビング、吹き抜けのアトリウム越しに見事な景観美が広がっています。スイミングプール、サンデッキ、ラウンジスペース、バルコニーや寝室から、ゴルフコースとインド洋の贅沢なビューを楽しむことができます。
ゴルフコースの中にある別荘
ロケーション:バリ島ブキット・プチャトゥ地区 タイプ:一軒家プライベートヴィラ(寝室4部屋) 敷地面積:650㎡(約197坪) 建物面積:709㎡(約214坪)※床総面積 間取り:1階に寝室2部屋、LDK、プール、庭、駐車場、2階に寝室2部屋、バルコニー、地下室にジムとサウナ、ストレージ、業務用キッチン、スタッフルーム等 築2017年の2階建て、フリーホールドの売出物件 値段:IDR26,000,000,000(※日本円で1億9千973万円)
バンブーハウス付きモダン別荘
水田の景色をプールや部屋から見渡せる景観デザイン、土地の形状を活かして広い庭に大きなバンブーハウスがあり、渡り廊下でつながっていて、とても遊びが心あるデザインです。
オーナーさんはニューカレドニア出身のご夫婦。建築デザインと内装デコレーションも自分で行ったとのこと、植栽のコーディネートと建物レイアウトや家具が素敵で、Villaへの深いこだわりと愛情を感じました。
バンブーハウスハウス付きモダンデザインの別荘
ロケーション:バリ島タバナン県、ムングウィ地区 バトゥボロンビーチ繫華街まで車・バイクで15分ほど 土地面積:940㎡(284.35坪) 建物面積:610㎡(184.53坪) 間取り:寝室3部屋、LDK、プール、庭、ガレージ、バンブーハウス 築2020年の新築リースホールド物件、借地期間2050年1月まで※延長可 お値段:Rp.8,100,000,000(¥6,530万円)
ウブドの渓谷を見渡す別荘
バリ島の真ん中あたりにあるウブドの北側エリアのPayangan、丘陵地に広がるライステラスの風景がウブドらしく、周辺環境はバリの民家があるだけの村の大自然に囲まれた環境です。
敷地面積2,400㎡(726坪)という広大な土地に、建てられたこの別荘の眼下には大自然渓谷の風景が広がっており、リビングやお部屋などから眺望を楽しむことができます。
この日はあいにく雨が降ってて薄暗い天気でしたが、お部屋の照明の柔らかい雰囲気が醸し出されていました。
ウブドの渓谷を見渡す別荘
ロケーション:バリ島ウブド、Payangan地区 ウブド中心市街地まで車で30分ほど 土地面積:2,400㎡(726坪) 建物面積:375㎡(113坪) 間取り:寝室3部屋、オープンエアーのLDK、プール、庭、駐車場 築2018年のリースホールド物件、借地期間2037年9月まで※延長オプション可 お値段:US$420,000(¥4,740万円)
ミニマリストでスタイリッシュな別荘
南国バリの別荘と聞くと、大きな敷地の豪邸みたいなイメージがありますが、実は2アール(60坪)ほどの土地にある小さな一軒家のヴィラ(別荘)も沢山あります。
この別荘の敷地面積は220㎡(60.5坪)なので、大きくありませんが建物のデザインが凝っています。全長6メートルのプール、平屋の寝室2部屋、ロフト式LDKで圧迫感の無い、優雅で雰囲気ある内装がお洒落です。
ミニマリストでスタイリッシュな別荘
ロケーション:バリ島チャングー、ブラワ地区 ブラワビーチまでバイクで10分ほど 土地面積:220㎡(60.5坪) 建物面積:140㎡(42.4坪) 間取り:寝室2部屋、LDKスペース、プール、サンデッキ、駐車場 築2020年のリースホールドの物件、2047年3月 お値段:US$350,000(¥3,847万円)
まだまだ沢山あって、ここで紹介しきれませんが、別荘視察レポートで今後も様々なVillaをご案内していきます。
金銭価値では測れない別荘の魅力
バリ島の不動産は観光産業に大きく依存しているため、世界情勢の変化、自然災害、外国人の渡航規制など、不確定な要素が多く、いつも収益には波があります。
インカム収益を得ることを目的とした収益物件の場合は、デザイン性へのこだわりよりも収益性を重視した立地、無駄なコストがかかる設備を排除して効率性を重視したオペレーションとマーケティング力が重要になって来ます。
Villaは所有してから、家族や友人、大切な客人に泊まって貰ったり、プライベートでパーティーを行ったり、ライフスタイルを楽しむためにも様々な使い方ができますので、自己使用の目的も充実させることで有意義なものになるかと思います。
日本ではできない自由なスタイルの建物を建てることができ、インドネシアの島々で家具を集めたりできることなども、情熱をかけて楽しめる要素があり、このような側面にVillaの魅力が詰まっております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。こんなにもユニークな別荘がバリにあるのかと、知るきっかけとなりましたら幸いです。
別荘とは、大切な人と特別な時間を過ごすための家
私も自分の仕事を通して、別荘でたくさんの幸せと感動を目にすることができました。
「世界にひとつしかない特別な家を、いつかバリ島で持ちたい」
そんな思いを共有できるよう、今後もYoutubeなどで情報を発信して行きますので、ぜひチェックしてみてください♪